インド機墜落、唯一生存の男性が退院 兄弟の葬儀に参列 犠牲者の身元確認は難航

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インド旅客機墜落で、唯一生き延びたビシュワシュ・クマル・ラメシュさんの母親/Christopher Furlong/Getty Images

インド旅客機墜落で、唯一生き延びたビシュワシュ・クマル・ラメシュさんの母親/Christopher Furlong/Getty Images

(CNN) 12日に起きたインドの旅客機墜落で、唯一生き延びた乗客の男性が病院を退院し、この事故で死亡した兄弟の葬儀に参列した。

英国籍のビシュワシュ・クマル・ラメシュさん(40)は18日、インド西部沿岸部の町ディウで、兄弟の葬儀を取り仕切った。

まだ前日に退院したばかりのラメシュさんは顔面に切り傷や打撲を負い、包帯を巻いていた。

インド西部のアーメダバードから英ガトウィック空港へ向かっていたエアインディアの旅客機は、離陸直後に墜落し、ラメシュさんを除く乗員乗客241人が死亡した。

非常口に面した11A座席に座っていたラメシュさんは、墜落直後に自力で脱出して奇跡的に助かった。数列離れた座席に座っていた兄弟は死亡した。

墜落したエアインディア機の残骸/Rafiq Maqbool/AP
墜落したエアインディア機の残骸/Rafiq Maqbool/AP

犠牲者の遺体は損傷が激しく、身元確認は難航している。

保健当局によると、19日までに150人あまりの遺体が遺族に引き渡され、各地で葬儀が営まれている。

当局は原因究明に向けて機体の残骸の調査を続けている。インド民間航空当局によると、着陸の直前、操縦室から管制塔へ救難信号が発信されていた。

ブラックボックスは2個とも回収され、解析が進められている。調査はインドの航空事故調査局の主導で行い、英国と米国、ボーイングが協力している。

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