インド機墜落、290人死亡 地上でも多数巻き添えか
(CNN) インド西部アーメダバードで12日に起きたエアインディア機の墜落事故で、これまでに少なくとも290人の死亡が確認された。機体は空港近くの建物に激突し、搭乗していた乗員・乗客のほか、建物の内外で事故に巻き込まれた人も多数いるもよう。
エアインディアの発表では、事故機には乗客230人、乗員12人が搭乗していた。男性乗客1人が生存しており、処置にあたった現地の医師によると、命に別条はないという。
墜落した機体は地元の医科大学の宿舎を直撃した。現地の医師団体によると、学生50〜60人が病院に搬送された。宿舎に居住し、行方がわからなくなっている学生もいるという。
墜落した旅客機は米ボーイングの787ー8ドリームライナー。インド民間航空総局の声明によると、アーメダバードのサルダール・バッラブバーイー・パテール国際空港を現地時間午後1時39分に出発し、それから1分もたたないうちに高度625フィート(約190メートル)で信号が途絶え、墜落した。同機は英ロンドンのガトウィック空港へ向かう予定だった。
エアインディアによると、旅客機にはインド人169人、英国人53人、ポルトガル人7人、カナダ人1人が乗っていた。
事故調査には米国家運輸安全委員会(NTSB)や英航空事故調査局(AAIB)も加わる見通し。