イスラエル首相、「イランの全ての核施設を攻撃する」
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は19日、イランにある全ての核関連施設を攻撃する力をイスラエルは持っており、攻撃すると同国の公共放送KANに語った。また、攻撃の対象からイランの最高指導者ハメネイ師を排除しないとの考えも示した。
攻撃のスケジュールについては「我々は戦時下にあり、予定は開示しない」と述べた。
ネタニヤフ氏はまた、イランを後ろ盾としているレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラや、崩壊したシリアのアサド政権を指して、イスラエルは「イランの枢軸」を倒したと指摘。イランへの攻撃に関しては米国からの「ゴーサイン」を待たないとしつつ、トランプ米政権が防衛でイスラエルを支援していると述べた。
これより前に、イスラエルのカッツ国防相はハメネイ師が「もはや存在し続けることはできない」と述べた。この発言についてコメントを求められたネタニヤフ氏は「イランのあらゆる人を標的対象から外さないよう指示した」と述べた。詳細を明らかにする必要はないとし、言葉よりも行動で示すべきとの考えも示した。
トランプ氏は17日に米国とイスラエルにとってハメネイ師は「簡単な標的」だと述べた。だがCNNは先週、イスラエルのハメネイ師殺害計画にトランプ氏が反対したと報じた。