イスラエル軍、ガザ大規模攻勢の第1段階に着手と発表 トランプ氏中東歴訪終了と同日

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イスラエルの攻撃が強化された後、所持品を持って避難するガザ地区のパレスチナ人=16日/Khames Alrefi/Anadolu/Getty Images

イスラエルの攻撃が強化された後、所持品を持って避難するガザ地区のパレスチナ人=16日/Khames Alrefi/Anadolu/Getty Images

(CNN) イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザ地区で新たな大規模攻勢の第1段階に着手したと明らかにした。トランプ米大統領が停戦合意への成果なく中東歴訪を終えたその日の発表となった。

イスラエル軍は現地時間午前0時前に出した声明で、「イスラエル国防軍(IDF)はこの1日、ガザ地区戦略区域の奪取を目的とする大規模攻撃と部隊動員に着手した」と表明。「ギデオンの戦車」作戦の序盤戦の一環であり、人質解放やイスラム組織ハマスの撃退を含む全戦闘目標の達成に向けた作戦拡大の一環でもあると説明した。

そのうえで「IDF南部軍の部隊はイスラエル国民の保護と戦争目標達成のため、引き続き作戦を継続する」と付け加えた。

イスラエルのネタニヤフ首相は今月、安全保障内閣による軍事作戦拡大の承認を受け、ガザ住民を南部へ移動させる意向を示した。閣僚の1人はこの計画をパレスチナ領の「征服」と表現していた。

トランプ氏はガザ地区に「自由地帯」を設立する考えを示唆しているものの、イスラエル軍は15日、ガザ全域で作戦を強化し、100人以上を殺害。爆撃を継続すると言明した。

ガザ民間防衛当局によると、死傷者の多くはガザ北部ジャバリヤと南部ハンユニスで出たという。

ネタニヤフ首相はハマス殲滅(せんめつ)を誓っており、イスラエル軍によるガザでの領域支配を拡大し、全住民を南部の狭い地域へ押し込む戦略を掲げている。

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