UAE、巨大AIデータセンター建設へ トランプ氏と合意

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トランプ米大統領(左)とUAEのムハンマド大統領がAI施設の建設提携で合意した/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

トランプ米大統領(左)とUAEのムハンマド大統領がAI施設の建設提携で合意した/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

(CNN) 米国とアラブ首長国連邦(UAE)が提携し、首都アブダビに巨大なデータセンター施設を建設する見通しとなった。AI(人工知能)の促進を目的とした施設で電力容量は5ギガワットと、大都市一つを稼働できるだけの規模となる。

提携の合意は15日、トランプ米大統領のUAE訪問中に発表された。米商務省によれば、米国外に設置されるデータセンターとしては過去最大になる見込み。当初は電力容量1ギガワットのAIデータセンターから始まるが、最終的に面積26平方キロの施設へと拡大する。

計画により米国のAI、クラウド企業は中東での拠点を拡張し、グローバルサウスにおける事業展開を改善することになるとみられる。

商務省は具体的な企業名を明らかにしていないが、トランプ氏がUAEで行った会合にはエヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)の姿があった。エヌビディアはコメントを控えた。

トランプ氏はかねてAIへの投資に力を入れている。世界的超大国としての地位を維持するためには、米ハイテク企業の成功が鍵を握るとみられている。

UAEもまた、2031年までにAI分野で世界をリードする存在になるとの目標を掲げる。

ホワイトハウスは同日、UAEが米国内に複数の金融データセンターを建設、もしくは建設のための資金を提供することで合意したとも発表した。これらの施設は少なくともUAE内の施設と同等の規模になるという。

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