トランプ氏肝いり法案へのマスク氏の批判、米高官が一蹴 「もう誰も取り合っていない」
(CNN) 米ホワイトハウス高官は1日、実業家イーロン・マスク氏によるトランプ大統領肝いりの法案への批判を一蹴し、政権内の誰も重視していないと述べた。
この高官は「彼が何を言おうと、もはや誰も本気で取り合っていない」と説明。マスク氏が一度矛を収めたとみられる問題で再び批判を始めたきっかけが何かあったのか、ホワイトハウスの当局者には見当もつかないと言い添えた。
ホワイトハウスに近い共和党関係者2人は、マスク氏の「脅し」が中間選挙にどう影響するかは不透明だとの見方も示した。
関係者の一人は「当然ながら、議員は予備選で対抗馬を立てられたくない」としつつも、「彼が本当に関与するかは分からない。数週間前には彼は謝罪し、トランプ氏に電話していた」と指摘した。
トランプ氏とマスク氏の応酬は先月、今回以上に過熱し、公開の場やSNS上で個人攻撃の応酬が展開される事態になっていた。マスク氏はその後、自らの投稿の一部について後悔していると表明した。