トランプ氏、インドネシアとの貿易協定合意を発表 関税19%

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
輸出用の生地を検査する工員=4月15日、ジャワ島西部チマヒ/Timur Matahari/AFP/Getty Images

輸出用の生地を検査する工員=4月15日、ジャワ島西部チマヒ/Timur Matahari/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は15日、インドネシアとの関税交渉で、同国のプラボウォ大統領と直接協議し、貿易協定に合意したと明らかにした。トランプ氏によると、インドネシアは米国から輸入する商品に一切関税をかけず、米国はインドネシアからの輸入品に19%の関税をかける。

米商務省のデータによると、インドネシアは米国にとって23番目に大きな貿易相手国。

トランプ氏は自身のSNSで、今回のインドネシアとの合意は「最終的なもの」としている。だが、インドネシア側から同様の内容の発表はこれまでのところない。

トランプ氏によると、インドネシアは150億ドル(約2兆2300億円)相当の米国産エネルギーや45億ドル相当の米国の農産物、米ボーイング社の航空機50機(主に777型機)を購入することも約束したという。

トランプ氏はまた、インドネシアが生産する銅についても言及し、「高品質で有名だ。米国は使用するだろう」と述べた。米国は8月1日から輸入する銅に新たに50%の関税を課す方針を明らかにしているが、今回の発言からインドネシア産の銅への関税は下げるか免除する可能性がある。

米商務省のデータによると、インドネシアは昨年、2000万ドル相当の銅を米国に輸出したが、米国にとって最大の銅供給国であるチリ(60億ドル相当)とカナダ(40億ドル相当)には遠く及ばない。

トランプ氏による貿易合意の発表はここ3カ月で4件目。そのうちの一つはベトナムとのもので、今月初めにトランプ氏が今回同様SNSで明らかにした。だがベトナムとの貿易協定の詳細について政権からの発表はまだない。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「トランプ大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]