ガザ沿岸に突堤建設、衛星写真で確認 物資輸送船用か

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3月13日に撮影された衛星画像。沿岸に突堤とみられるものが写っている/Maxar Technologies

3月13日に撮影された衛星画像。沿岸に突堤とみられるものが写っている/Maxar Technologies

(CNN) 人道支援物資を載せてパレスチナ自治区ガザ地区に向かっている第一便の船「オープン・アームズ」号が停泊するとみられる突堤が、最新の衛星写真に写っている。

米宇宙企業マクサー・テクノロジーズの13日撮影の衛星写真では、今月初旬にはなかった突堤がガザ中部にできている。

同社によると、海岸線から約50メートルほど伸びている突堤の建設は10日以降に始まった。

突堤はガザの南北を隔てるイスラエルのワディガザ検問所からおよそ800メートル弱のところにある。

先月29日に人々が食料を得ようと支援物資を搬入するトラックの周囲に集まった際の混乱で100人超が死亡した場所からも約1.6キロメートル弱しか離れていない。

3月11日に撮影された衛星写真/Maxar Technologies
3月11日に撮影された衛星写真/Maxar Technologies

今回の海上輸送を調整した国際NPO「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」がCNNに明らかにしたところによると、突堤はイスラエル軍が過去5カ月に爆撃した建物のがれきを使って造られているという。

オープン・アームズ号は12日に地中海の島国キプロスを出発した。WCKによると、ガザへの物資が海上輸送されるのは初めて。

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