ガザの医療機関、6割以上が休止とパレスチナ当局 病院付近にまた空爆
(CNN) パレスチナ自治政府のカイラ保健相は6日、自治区ガザ地区にある医療機関の6割以上が業務の休止を余儀なくされていると訴えた。
燃料や医療用品の不足とイスラエル軍の空爆により、ガザ地区の病院35カ所のうち16カ所、医療センター72カ所のうち51カ所が業務を続行できなくなったという。
また、パレスチナ赤新月社は同日、避難民1万4000人が身を寄せるガザ市のアルクッズ病院について、48時間以内に燃料が底をつき、救命装置や新生児用の保育器、集中治療室(ICU)の稼働が止まってしまうと警告。国際団体に支援を要請した。
赤新月社によると、6日夜にはアルクッズ病院の門から約50メートルの地点に、イスラエル軍のミサイル2発が撃ち込まれた。
同病院の周辺では5日も大規模な爆発があり、死傷者が出ていた。
イスラエル軍はこれまでの声明で、ガザ市の住民に市南部への避難を呼び掛けていると主張してきた。直近の24時間で、イスラム組織ハマスの拠点など450カ所の標的を攻撃したと発表している。