米国務長官、中東歴訪を終えアジアへ 成果乏しくも「進展」を強調

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中東を歴訪していたブリンケン米国務長官は引き続き日本などアジア諸国への歴訪を開始した/Jonathan Ernst/Pool/AP

中東を歴訪していたブリンケン米国務長官は引き続き日本などアジア諸国への歴訪を開始した/Jonathan Ernst/Pool/AP

トルコ・アンカラ(CNN) 中東を歴訪していたブリンケン米国務長官が6日、最後の訪問先トルコを出発し、引き続き日本などアジア諸国への歴訪を開始した。

ブリンケン氏は中東でイスラエル、ヨルダン、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸、イラクとトルコを訪問した。

優先課題として民間人保護と人道支援の強化、人質解放交渉、紛争拡大の防止を掲げ、人道目的の一時的な戦闘停止を主張した。

同氏は6日、トルコの首都アンカラから東京へ向かう際にCNNの質問に答え、すべての課題で進展があったと主張。訪問したあらゆる場所で、米国のリーダーシップと外交、関与が不可欠との声が上がったと強調した。

進展の一例として、パレスチナ自治区ガザ地区への人道支援が今後数日のうちに大幅に強化され、域外への住民の避難も継続するとの見通しを示した。

とはいえ、イスラエルへの呼び掛けなどは多くが無視されたようだ。イスラエル軍は同氏の訪問後も、イスラム組織ハマスの拠点とされる民間施設への攻撃を続けている。

イスラエルのネタニヤフ首相は3日、ブリンケン氏と会談した数時間後に、ハマスが人質を解放するまで、いかなる戦闘停止にも応じないと公言した。

ブリンケン氏は4日、ヨルダンの首都アンマンで開かれたアラブ諸国外相との会談で、アラブ側が主張する停戦案はハマスを利する結果になるとして反対を表明した。ヨルダンとエジプトの外相は会談後の共同会見で、ガザでのイスラエルの行動を改めて強く非難した。

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