極右閣僚がガザへの核使用は「選択肢」、職務停止に　イスラエル

（ＣＮＮ） イスラエルのエルサレム問題・遺産相アミハイ・エリヤフ氏が、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとの戦争で、ガザに対して原爆を投下することも「選択肢の一つ」と発言したことを受け、ネタニヤフ首相はエリヤフ氏の閣議参加を停止した。

エリヤフ氏は５日、地元メディアの取材に対し、原爆をガザに使用すべきかと質問され、原爆投下が選択肢の一つだとの認識を示していた。

ネタニヤフ氏はＸ（旧ツイッター）への投稿で、エリヤフ氏の発言について現実に基づいていないと指摘。イスラエルやイスラエル軍は、罪のない人々に危害を加えないよう、国際法の最高基準に従って行動していると述べた。

エリヤフ氏は自身の発言を擁護し、ＳＮＳへの投稿で、原爆に関する発言が比喩的なものであることは良識的な人々には明らかだと述べた。

イスラエルが核兵器の保有を公式に認めたことはない。