ロシアが弾薬の消費拡大、ウクライナ防空システムの「圧倒」狙いか 米当局者

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ウクライナ首都キーウ(キエフ)上空でミサイルの爆発が見られた=16日/Gleb Garanich/Reuters

ウクライナ首都キーウ(キエフ)上空でミサイルの爆発が見られた=16日/Gleb Garanich/Reuters

(CNN) ロシア軍が通常よりも多くの弾薬を消費することで、ウクライナ側の防空システムを圧倒し、混乱を引き起こそうとしているとの見方を米当局が示していることがわかった。

事情に詳しい当局者によれば、ロシア軍は一度に様々な方面から、より大規模な空襲を実施しており、ウクライナ首都キーウや他の重要な場所の指令部や管理センターを標的としているという。

ロシアはウクライナ軍による反転攻勢を遅らせるために、より大規模な攻撃を開始した可能性がある。しかし、ウクライナ側はロシアからの攻撃に耐え、西側諸国が供与した防空システムを使い、ミサイルやドローン(無人航空機)を高い確率で迎撃している。

当局者によれば、ロシア側は精密攻撃が行える弾薬の供給に限りがあるため、攻撃の拡大がウクライナに有利に働く可能性さえあるという。

ウクライナ軍幹部によれば、ロシアは16日、航空機から発射した極超音速ミサイル「キンジャル」や黒海から発射した巡航ミサイル「カリブル」、地上から発射した短距離弾道ミサイル「イスカンデル」で集中砲火を行った。攻撃は北と南、東から行われた。この攻撃によって米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」が損傷した可能性がある。

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