ロヒンギャ難民キャンプで大規模火災、1万2千人が被災 バングラデシュ

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コックスバザールにあるロヒンギャの難民キャンプは、ここ数年で何度も火災に見舞われている/Mohammad Shajahan/Anadolu Agency/Getty Images

コックスバザールにあるロヒンギャの難民キャンプは、ここ数年で何度も火災に見舞われている/Mohammad Shajahan/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) バングラデシュ南部コックスバザールにあるロヒンギャの難民キャンプで5日、大規模な火災が発生し、約1万2000人が住む場所を失った。地元警察がCNNに明らかにした。

火災は難民キャンプ全体に燃え広がって約2000戸を全焼させた後、ようやく食い止められた。

これまでのところけが人の報告はないと警察は話している。出火原因は分かっておらず、捜査を続けているとした。

当局は国内外の人道支援団体と連携して家を失った人たちに食事や避難所を提供しており、被災者は公民館やモスク(イスラム教礼拝所)などに身を寄せているという。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は5日、この火災で病院や学習センターを含む90施設が焼失したとツイート。「消防訓練を受けたロヒンギャ難民のボランティアと地元消防局が火災に対応した」と伝えた。

同難民キャンプではここ数年で何度も火災に見舞われているが、今回はその中でも最大級の火災だった。

少数派のイスラム教徒ロヒンギャは、ミャンマー軍による殺害や放火などの残虐行為を逃れて難民となり、世界最大級といわれる同キャンプには推定100万人が暮らしている。

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