携帯拾おうとした米観光客、ベスビオ火山の火口に転落 軽傷で済む

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ベスビオ火山の火口に携帯電話を拾おうとした米国人観光客が転落した/Vincenzo Izzo/Sipa USA/Reuters

ベスビオ火山の火口に携帯電話を拾おうとした米国人観光客が転落した/Vincenzo Izzo/Sipa USA/Reuters

(CNN) イタリア南部ナポリ近郊のベスビオ火山で先週末、携帯電話を拾おうとした米国人観光客の男性(23)が火口に転落する出来事があった。イタリア警察が11日、CNNに明らかにした。

地元警察によると、米ボルティモア在住の男性は9日午前、親戚3人と一緒に立ち入り禁止の山道を散策中に転落した。ほかにも英国人観光客2人がこの山道を歩く姿が目撃されていた。

転落した男性は左右の手と腕、背中の軽傷を負っただけで済んだ。

警察によると、男性は現場に到着した救急車による治療を受けたものの、病院搬送は希望しなかったという。

警察は、山道には危険性と立ち入り禁止の旨を警告する看板が設置されていたと説明。男性らを正式訴追するかどうかについては検察が決定すると明らかにした。

ベスビオ火山が最後に噴火したのは1944年。ベスビオ国立公園のウェブサイトによると、依然として活火山であることに変わりないが、現在は休止状態にある。

公園ウェブサイトによると、ベスビオ火山の標高は1277メートルで、火口は直径450メートル、深さ300メートルに達する。

ベスビオ火山は数世紀にわたる休止期間を経て79年に噴火し、ポンペイやオプロンティス、スタビアエのような都市を灰の下に埋もれさせた。

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