ゼレンスキー氏、セベロドネツクとハルキウ州で「痛ましい損失」続く

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煙が立ち上る町=13日、ウクライナ東部ルハンスク州セベロドネツク市/Aris Messinis/AFP/Getty Images

煙が立ち上る町=13日、ウクライナ東部ルハンスク州セベロドネツク市/Aris Messinis/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は14日の動画演説で、東部ルハンスク州セベロドネツクとハルキウ州で激しい戦闘が続いていると明らかにした。

セベロドネツクでの「損失は残念ながら痛ましい」としつつも、「我々は持ちこたえなければならない」と述べ、ウクライナ軍が東部ドンバス地方にとどまることが極めて重要との認識を示した。

そのうえで「敵がそこで損失を出すほど、侵略を続ける力は弱まる。このため、ドンバス方面は今後数週間でどちらが優位に立つかを決める鍵となる」と語った。

ゼレンスキー氏はまた、ロシア軍が陣地の強化を図っているハルキウ州でも「痛ましい損失」が出ていることを明らかにした。

「この方面を巡る戦闘は続いており、ハルキウ市と州の完全な安全を確保するには引き続き懸命に戦わなければならない」としている。

地元当局者によると、ハルキウ市の南に位置するイジュームでは市内で激しい戦闘が起きている。

イジューム市議会幹部を務める同当局者はCNNに対し、ロシア軍はスロビアンスクとバルビンコベの方面への移動を試みていると明らかにした。

反撃に出たウクライナ軍はイジューム郊外にある集落の一部を解放することに成功した。同当局者の推計ではイジュームには1万5000人の民間人が残り、電気や水、ガス、携帯通信、インターネットが使えない状況だという。

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