セベロドネツクにつながる橋3本、全て通行不能に ルハンスク州トップ

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セベロドネツクの方向から立ち上る煙=10日、リシヤンスク/Marcus Yam/Los Angeles Times/Getty Images

セベロドネツクの方向から立ち上る煙=10日、リシヤンスク/Marcus Yam/Los Angeles Times/Getty Images

(CNN) ロシア軍の猛攻を受けるウクライナ東部ルハンスク州セベロドネツクとその西方のリシチャンスクを結ぶ3本の橋すべてで車両の通行が不可能になり、市外脱出の選択肢や補給ルートが著しく制限されていることが分かった。同州軍政トップのセルヒ・ハイダイ氏が明らかにした。

ハイダイ氏によると、これまでは橋を通じて少なくとも一部の人道物資を運ぶことが可能だったが、現在ではこれらの橋は使えなくなった。

3本のうち2本目の橋は先の週末に破壊されていた。ハイダイ氏の事務所によると、3本目の橋も継続的な砲撃にさらされていて、車両での通行は現在不可能だという。

ハイダイ氏は、橋の破壊で補給線が寸断されることから、ロシア軍は一段と優位な状況に立っていると指摘。武器や予備部隊を運び入れるのは「困難だが、不可能ではない」との見方を示した。

セベロドネツクとリシチャンスクの間の移動はまだ可能だとしつつも、安全上の理由から詳しいことは明かさなかった。

リシチャンスクについては、「すでに大口径の兵器による強力な砲撃を受けており、人道支援の拠点や病院を含むすべてが破壊されている状況だ。ただ、リシチャンスクではまだ人々を避難させ、人道物資を受け取る機会が毎日ある」としている。

ハイダイ氏はまた、ロシア軍がセベロドネツクの大半、推定7~8割を支配していると説明。だが、同市が陥落したとする自称「ルガンスク人民共和国」の主張については「真実ではない」と否定した。

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