ラブロフ外相、ロシアの意図は「明確」 ウクライナ人記者に詰問され

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
記者会見で発言するロシアのラブロフ外相=8日、トルコ・アンカラ
/Adem Altan/AFP/Getty Images

記者会見で発言するロシアのラブロフ外相=8日、トルコ・アンカラ /Adem Altan/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのラブロフ外相は8日、トルコの首都アンカラで記者会見を行い、ウクライナを「ネオナチ政権から解放する」というロシアの意図と目標は「明確」だと述べた。ロシアはウクライナからの穀物輸出を止めていないとも主張した。

トルコのチャブシュオール外相との共同記者会見中、ウクライナ人ジャーナリストがラブロフ氏に「穀物以外にロシアは何をウクライナから盗んだのか」と質問する場面があった。

これに対し、ラブロフ氏は「穀物に関してロシア連邦が引き起こした障害や困難は何ひとつない」と返答。

「ゼレンスキー(ウクライナ大統領)はウクライナの港湾が安全になるように指示を与える必要がある」とも述べ、ウクライナは船舶の安全な航行のために自国海域の機雷を除去する必要があるとの従来の発言を繰り返した。

ラブロフ氏は問題を引き起こした「責任は我々にはない」とし、「ボールはウクライナの側にある」と主張している。

ラブロフ氏によると、ロシアは現在、船舶の安全な航行の確保についてトルコ軍と協議中。

ラブロフ氏はまた、ロシアはウクライナを「ネオナチ政権から解放する」という「明確な意図と目標」を持っていると述べ、ウクライナ政府に関するクレムリン(ロシア大統領府)の虚偽の主張を再び持ち出した。

ウクライナ外務省の報道官はラブロフ氏の発言に反論。ツイッターに「ラブロフ氏の言葉は空疎だ」と書き込み、同氏の発言を要約したニュースの見出しの写真を添えた。

「ウクライナ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]