ウクライナ鉄道駅攻撃で50人死亡、短距離弾道ミサイル使用か 米分析

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ミサイルの破片の横に立つウクライナ軍要員=8日、クラマトルスク/Andriy Andriyenko/AP

ミサイルの破片の横に立つウクライナ軍要員=8日、クラマトルスク/Andriy Andriyenko/AP

(CNN) ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクで8日、鉄道駅がミサイル攻撃を受け少なくとも50人が死亡した。米国防総省高官は同日、初期分析の結果として、ウクライナ国内にあるロシア軍の陣地から短距離弾道ミサイルが発射されたとの見解を示した。

別の国防総省高官によると、米国はSS21短距離弾道ミサイルが使用されたとの見方を強めている。

この当局者は、米国はロシアの目標選定プロセスを完全に把握しているわけではないとしつつも、同駅はドンバス地域におけるロシア軍とウクライナ軍の接触線に近接する主要な鉄道拠点だと指摘した。

ウクライナはこれに先立ち、ロシアが今回の攻撃で無差別な被害を与えるクラスター弾を使用したと批判した。

ドネツク州軍事行政トップのパブロ・キリレンコ氏は、子弾を搭載したロシアのトーチカU弾道ミサイルが民間人の避難地域に着弾したと指摘した。

ロシア軍をめぐっては、ウクライナで頻繁にクラスター弾を使用しているとの批判がある。ウクライナの人権状況を監視する国連組織は先週、ロシア軍が人口集中地でクラスター弾を少なくとも24回使用したとの信用できる情報が寄せられたと明らかにしていた。

国連のバチェレ人権高等弁務官はスイス・ジュネーブの国連理事会で、こうした攻撃は「戦争犯罪に当たる可能性がある」と述べた。

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