米国防長官、ウクライナ軍への諜報提供認める 東部での作戦で

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オースティン米国防長官が米国によるウクライナ軍への諜報提供を認めた/Olivier Douliery/Pool/AFP/Getty Images

オースティン米国防長官が米国によるウクライナ軍への諜報提供を認めた/Olivier Douliery/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) オースティン米国防長官は7日、米国がウクライナ軍に対する諜報(ちょうほう)の提供を行っていることを初めて公言した。ウクライナ東部のドンバス地方での作戦に関する内容だという。

上院軍事委員会で証言に立ったオースティン氏は、米国が諜報の提供を通じてウクライナ軍によるロシア軍への攻撃を支援しているのかどうか問われた。攻撃対象となる地域は分離主義勢力が支配下に置くドンバス地方やクリミア半島だ。

質問に対しオースティン氏は、ドンバス地方で攻撃を実施するための諜報を提供しているということで間違いないと回答した。クリミア半島には言及しなかった。

またウクライナ側に対し、これらの地域での攻撃を止めさせるような行動はとっていないとも述べた。

米国の当局者が紛争地域におけるウクライナ軍の作戦で自国の果たしている役割について公に認めるのは今回が初めて。ウクライナ軍とロシア軍の戦闘地域はウクライナの首都キーウ(キエフ)を離れ、同国南東部へと移動している。

国防当局の高官の一人はCNNに対し、当該の諜報の一部はウクライナ側に「ほぼリアルタイムで」提供されていると明かした。戦闘地域が変わる中で今後情報の中身なども必要に応じ調整する方針だという。

委員会の中でオースティン氏は、あらゆる手段を講じてウクライナ軍の戦闘を支援するとも強調。これらの支援は大半の人が想定するよりも早くウクライナに届くとし、承認を受けてから数日後には現地に到着していることもあると説明した。

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