メキシコ大統領、国内でロシア工作員の情報なし 米に反論

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メキシコのロペスオブラドール大統領/Edgard Garrido/Reuters

メキシコのロペスオブラドール大統領/Edgard Garrido/Reuters

(CNN) メキシコのロペスオブラドール大統領は27日までに、同国政府は国内を拠点に活動しているとされるロシアの工作員に関する情報を持ち合わせていないと述べた。

米北方軍のグレン・バンハーク司令官が米議会上院の最近の公聴会で、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)はメキシコに現在、外国向けとしては最多の要員を送り込んでいるとした指摘を踏まえた発言となっている。

同司令官は、これら要員は米国に影響を及ぼし得る機会を注視し続けているともしていた。

ロペスオブラドール大統領は、メキシコは国内で合法的活動への従事を望む全ての外国人がそうすることを妨げてはいないと主張。

バンハーク司令官の発言に触れ、想念の自由な表現は尊重するなどとしながらも、時にはこのことが十分に理解されていないように見えると指摘。「メキシコは外国の植民地では一切ないことを告げる電文を送らなければならない」と続けた。

西側諸国は長年、おおっぴらで大胆な手口の攻撃を仕掛けているとしてGRUを非難。関与が疑われている工作には、2016年の米大統領選での民主党の電子メールへのハッキングや英国ソールズベリーで18年に起きたロシアの元スパイらへの神経剤攻撃などがある。

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