夜間の娯楽イベントや出前を禁止へ、新型コロナ対策で ロシア

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サンクトペテルブルクのショッピングセンターに設置された感染対策を呼び掛ける看板/Alexander Demianchuk/TASS/Getty Images

サンクトペテルブルクのショッピングセンターに設置された感染対策を呼び掛ける看板/Alexander Demianchuk/TASS/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領は27日までに、午後11時から午前6時まで、全国的に娯楽イベントや出前サービスを禁止するよう指示を出した。ロシアは新型コロナウイルス感染症の流行抑止に苦労している。

クレムリン(大統領府)は、すべての抑制措置に対する管理を強化するよう呼び掛けた。その中には、午後11時から翌午前6時までは娯楽イベントの開催や出前サービスを禁止することが含まれる。

プーチン大統領の指示によれば、今回の措置は11月30日前に導入される見通し。

ロシアでは新型コロナウイルスの状況が悪化し、政府当局者もロシアが厳しい冬に直面していると公に認め始めている。

モスクワ市では10月28日から11月7日まで、一部の例外を除いてロックダウン(都市封鎖)が行われる。

モスクワ市はロックダウンの発表の前に、ワクチン未接種の60歳以上の高齢者やワクチン未接種の慢性疾患を抱えたすべての人たちに対して、来年2月下旬までの自宅待機を指示していた。

専門家からは、ワクチン接種の遅れや逼迫(ひっぱく)した医療体制、広範な政府への不信が現在の状況を招いたとして非難の声が出ている。

ロシアは2020年8月に世界で初めて新型コロナウイルスワクチンを承認した。しかし、現在は国産ワクチン4種が利用できるものの、ワクチン接種を終えた人の割合は人口の約30%にとどまっている。

独立系世論調査機関「レバダセンター」の最近の調査によれば、ロシア製のワクチンについて、52%が接種をためらう姿勢を見せており、接種する考えを示したのは14%だけだった。

ロシアはこれまでのところ外国製のワクチンを承認していない。

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