子ども1700万人、定期予防接種受けられず 新型コロナ流行で

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米ファイザー製の新型コロナワクチンを接種する12歳の子ども=5月14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Patrick T. Fallon/AFP/Getty Images

米ファイザー製の新型コロナワクチンを接種する12歳の子ども=5月14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Patrick T. Fallon/AFP/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルス感染症の流行により、全世界で少なくとも1700万人の子どもが定期予防接種が受けられなかった可能性があることがわかった。英医学誌ランセットに14日、モデリングを使った研究結果が発表された。

ワクチンを接種していなかったり、ワクチンが不十分だったりする子どもは病気の流行にたいして脆弱(ぜいじゃく)になり、世界の医療当局者が懸念している。

米ワシントン大学や世界保健機関(WHO)、汎米保健機構(PAHO)の研究者は「定期予防接種サービスは2020年に厳しい課題に直面した。新型コロナウイルスの流行により、近年で最も広範囲で大規模な世界的な混乱が引き起こされた」と述べた。

研究者は1980年から2019年にかけての定期予防接種のデータを分析し、新型コロナウイルスの流行が昨年発生しなかった場合、どのくらい多くの予防接種が行われたかを試算。この試算と20年の実際のデータを比較した。今回の研究には、世界の流動性と昨年の定期予防接種の報告も盛り込まれている。

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