地元起因の感染者、200日連続のゼロ達成 台湾

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台湾で、地元から新型コロナ感染者の出ない日数が連続200日を突破/Ulet Ifansasti/Getty Images AsiaPac/Getty Images

台湾で、地元から新型コロナ感染者の出ない日数が連続200日を突破/Ulet Ifansasti/Getty Images AsiaPac/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルス対策に当たる台湾の「疾病管制署(CDC)」は31日までに、地元に起因する新規感染者の発生ゼロが200日間続く節目を迎えたと報告した。

今月29日時点での記録で、台湾での新たな感染者の判明は今年4月12日が最後としている。台湾での累計感染者数は554人で、うち地元に原因がある発症は55件となっている。

同じく新型コロナ予防策を担う台湾の中央感染症指揮センター(CECC)は最近の記者会見で、手洗い、マスク着用や対人距離の一定の確保などの防疫策を引き続き守るよう住民に要請。疑うような症状が出た場合、地元の保健当局に必ず連絡し医療上の指図に従い、公共輸送機関は使用しないよう呼び掛けた。

台湾の総人口は2300万人以上。中国・湖北省の武漢で昨年12月、新型コロナの感染拡大の情報をソーシャルメディア上で把握した後、迅速な対応策を発動して波及を防ぐ成果を挙げ、国際的な評価を得た。

台湾の呉チャオ燮(ウーチャオシエ)外交部長(外相に相当)は以前のCNNの取材で速やかな対策に触れ、中国政府が感染拡大の重大性に気づく前に武漢からの到着客を調べ、新たな渡航規制を打ち出した意義を強調。

世界の他の諸国が関連情報を待つ態勢のなかで、CECCの活動を強化し、関係する各省庁間の業務を調整し、軍をマスクや個人的な医療防護具の増産を図るために動員したと振り返った。

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