ブラジル大統領が反封鎖措置のデモに参加、会見で弁明

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デモ参加者に向けて演説するボルソナーロ大統領=19日/Evaristo Sa/AFP/Getty Images

デモ参加者に向けて演説するボルソナーロ大統領=19日/Evaristo Sa/AFP/Getty Images

(CNN) ブラジルのボルソナーロ大統領は19日、一部の州が独自に導入している新型コロナウイルス対策の封鎖措置に抗議するデモに加わった。軍の介入を促したとの批判を受けたが、20日の記者会見でこれを否定した。

19日のデモは首都ブラジリアの軍本部前で実施され、ボルソナーロ氏の支持者ら数十人が国旗と同じ黄色と緑の服装で集まった。同氏のフェイスブック・ページに投稿されたライブ映像には、「大統領の下で軍の介入を」と呼び掛ける横断幕などが映っていた。

映像の中で、同氏はマスクを着けず、時々せきをしながら群衆に手を振っている。白い軽トラックの上に立ち、「私は皆さんを信じ、皆さんはブラジルを信じている」と呼び掛けていた。

このデモに対し、軍事独裁政権の復活を主張した参加者らを取り調べるよう求める声が上がっている。

ボルソナーロ氏は20日、ブラジリアの大統領官邸前で記者会見に臨み、自身が軍の介入を支持した事実はないと強調。デモへの賛同が誤って解釈されたと訴え、政府機関の権限を抑える言葉は一切口にしていないと主張した。

ボルソナーロ氏はこれまで、新型ウイルスに国民の7割が感染するとの見通しを示し、サンパウロやリオデジャネイロが導入した隔離措置は効果がないとの自説を貫いてきた。

会見でも「隔離措置が今週で終わることを願っている」「市民が自宅にこもるのは無理だ。冷蔵庫は空っぽなのだから」と改めて主張した。

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