米国務長官がアフガン電撃訪問、翌日に駐留米兵2人死亡
(CNN) ポンペオ米国務長官は25日、アフガニスタンを予告なしに訪問し、反政府勢力タリバーンとの和平協議が実質的に進展しているとの見方を示した。米軍の発表によると、アフガンでは26日、米軍要員2人が死亡した。
ポンペオ氏は記者団に、アフガン駐留米軍を撤退させる用意があると語った。タリバーンにも撤退の方針を明言したが、具体的な日程についてはまだ合意に達していないと述べた。
CNNが当局者らから得た情報によると、トランプ政権はすでに米軍に対し、アフガン駐留米軍の大幅縮小に向けた計画の作成を指示している。
米軍が2001年10月にアフガンへの派兵を開始してから、これまでに兵士2000人以上が死亡した。今年に入ってからの死者は、26日の2人を含めて9人。2人の名前や死亡した状況は公表されていない。
現在は同国に約1万4000人の米兵が駐留し、主としてタリバーンと戦うアフガン軍への助言に当たっている。