デモ隊排除の死者100人に、ナイル川から40遺体 スーダン

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スーダン当局によるデモ隊排除の問題で、新たに40人の遺体が発見された/-/AFP/AFP/Getty Images

スーダン当局によるデモ隊排除の問題で、新たに40人の遺体が発見された/-/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) スーダンで3日に起きた民主化デモの強制排除で、デモ隊に近い医師グループCCSDは6日までに、死者数が100人に上ったことを明らかにした。ナイル川から40人の遺体が見つかったとしている。

首都ハルツームで起きた軍によるデモ隊弾圧では、これまで60人の死亡が報告されていた。CCSDによると、新たに見つかった遺体はナイル川に遺棄されていたもので、民兵組織が発見したという。

スーダン軍事評議会のブルハン議長は、この事態への捜査を命じた。

デモ排除の場面を捉えた動画には、煙が立ち上り、現場が混乱に陥る様子が映っている。

目撃者は3日の強制排除に関し、警察と民兵組織がデモ隊に発砲したと証言。動画の中には、治安部隊が人々を棒で殴る様子を捉えたものもある。インターネット接続は主要プロバイダーにより国内各地で遮断されている。

スーダンでは4月にバシル大統領が失脚に追い込まれて以降、暫定軍事評議会が国を統治してきた。デモ隊は同評議会に対し、市民主導の暫定政府への移行を求めている。

クーデター発生後、軍事評議会とデモ隊は民政移管まで3年の移行期間を設けることで合意していた。しかしブルハン氏は4日、9カ月以内の総選挙実施を呼びかけた。

ブルハン氏は5日、国営テレビで放送された演説でスーダン国民に謝罪。デモ隊排除につながる出来事に関与した全員の責任を問い、裁判にかけると表明した。デモ隊と新たに交渉を始める考えがあるとも述べた。

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