サウジ記者殺害、皇太子関与の「信頼に足る証拠」 国連報告者

サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件で、国連が報告書を発表した/MOHAMMED AL-SHAIKH/AFP/Getty Images

サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件で、国連が報告書を発表した/MOHAMMED AL-SHAIKH/AFP/Getty Images

(CNN) サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の殺害事件をめぐり、国連の特別報告者は19日、サウジのムハンマド皇太子の関与を示す「十分な信頼に足る証拠」があり、皇太子への捜査が必要だとする調査結果を発表した。

国連のアニエス・カラマール氏は報告書で、カショギ氏の「故意の計画的な処刑」に関してサウジには国際法上の責任があると指摘。一部高官に対する現在の制裁は不十分だと述べた。

報告書ではさらに、ムハンマド氏に責任がないことを裏付ける証拠が提出・確認されるまで、同氏とその個人資産を制裁対象にすべきだと勧告している。

カショギ氏は2018年10月、トルコ最大都市イスタンブールのサウジ総領事館に入った後に死亡した。サウジ政府は当初、事件に一切関知していないとの立場だったが、後に皇太子側近を多く含む集団が関与したとの主張に転じた。

その後、サウジの検事総長はカショギ氏殺害について、計画的な殺人だったとの見方を示していた。

カラマール氏は今回、皇太子やサウジ国王が有罪かどうかは結論を下さず、刑事責任の有無に関して「さらなる捜査を行うに値する信頼できる証拠」があると述べた。

そのうえで、カショギ氏は「皇太子が持つ権限を完全に把握」しており、サウジに帰国した場合の身の安全に懸念を表明していたと指摘した。

サウジ政府は、皇太子も国王も殺害工作について知らなかったと主張。一方、米当局者は、こうした工作が皇太子の承認なしに実行されることはあり得ないとの見方を示している。

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