オランダ鉄道、ホロコースト生存者らに賠償へ

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ホロコーストを逃れたオランダ人生存者が孫とともにベステルボルク収容所解放65年の記念の花をささげる=2010年/MARCEL ANTONISSE/AFP/Getty Images

ホロコーストを逃れたオランダ人生存者が孫とともにベステルボルク収容所解放65年の記念の花をささげる=2010年/MARCEL ANTONISSE/AFP/Getty Images

ナチスは1940年にオランダに侵攻。同収容所は1942~44年、ナチス占領下にあったポーランドの強制収容所にオランダのユダヤ人を輸送するための通過施設ともなっていた。

同ホロコースト記念博物館によると、1942年7月から44年9月3日までの間、ナチスはベステルボルク収容所からユダヤ人計9万7776人を移送。約5万5000人がアウシュビッツ強制収容所へ、3万4000人以上がソビボル強制収容所へ送られていた。これらユダヤ人の大半は両収容所に到着後、殺害されていた。

ホロコースト被害者に対する鉄道企業による賠償金支払いには先例がある。フランス政府は2014年、強制収容所へ鉄道で運ばれたホロコースト生存者に6000万ドル支払うことで米当局と合意していた。

この問題が解決するまで、フランス国鉄(SNCF)による米国内の鉄道関連事業への入札活動禁止などを求める米連邦議会議員を含む米国内での圧力の高まりが奏功していた。

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