ポンペオ米国務長官、3度目の訪朝へ 非核化への成果期待する声も
ワシントン(CNN) 米国務省のポンペオ長官が4日、北朝鮮に向けて出発した。3度目となる今回の訪朝では、状況の進展に向けて目に見える成果を出さなければならないというプレッシャーがのしかかる。
シンガポールで6月に行われた米朝首脳会談後、交渉がどんな状況にあるのかについて、ポンペオ長官はほとんど明らかにしていない。しかし今回の訪朝について、クリントン政権時代に国務省の上級顧問を務めたジョン・ハナ氏は「ポンペオ長官は既に2度も北朝鮮を訪問しているのに、非核化についてはほとんど何も示すことができていない」と指摘した。
その上でハナ氏は、「3度目の訪問をするからには、外交努力を続ける一方で、このままでは圧力を最大限に強める結果を招くということを、金委員長に認識させなければならない」と話している。
ポンペオ長官は先のCNNの取材に対し、交渉のスケジュールを明らかにする意図はないとする一方で、北朝鮮の核廃棄に関して継続的な進展を望むと述べ、今回の金委員長との会談では次の措置について話し合う予定だと語っていた。