亡命ロシア人死亡、殺人で捜査着手 「首の圧迫」が死因 英警察

2018.03.17 Sat posted at 10:37 JST

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(CNN) ロシア人実業家のニコライ・グルシコフ氏が英ロンドンの自宅で死亡しているのが見つかった事件で、英警察は16日、検視の結果を受け殺人事件として捜査に乗り出したと発表した。

グルシコフ氏は亡命ロシア人で、英国内で不審死を遂げた他のロシア人とつながりがあった。

警察の声明によると、検視の結果、死因は「首の圧迫」と判明。グルシコフ氏が持っていたとみられる人間関係を考慮し、ロンドン警視庁のテロ対策班が引き続き捜査を主導しているという。

グルシコフ氏が死亡した状態で発見されたのは12日夕。その1週間ほど前には、ロシア人元スパイのセルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリア氏が英南部ソールズベリーで神経剤による襲撃を受けていた。

警察は声明で、現段階で両事件の関連を示す証拠はないと指摘。グルシコフ氏が毒殺された形跡もないと明らかにした。

ロシア捜査当局も同日、英警察の発表に先立ち、グルシコフ氏の「殺害」に関する刑事手続きに着手した。英当局と協力する用意があるとしている。

グルシコフ氏は、2013年に英国内の自宅で死亡しているのが見つかったロシア人実業家、ボリス・ベレゾフスキー氏の友人であり、同氏が株主となっているアエロフロート航空の元幹部でもあった。グルシコフ氏はベレゾフスキー氏が自殺したとする警察の説明に納得せず、同氏は殺害されたと公に主張していた。

グルシコフ氏はまた、ロシア人の元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏の死に関する英当局の捜査の一環として事情聴取を受けていた。リトビネンコ氏は06年、ロンドン市内のホテルのバーで放射性物質入りの紅茶を飲み、死につながった。グルシコフ氏は調べに対し、リトビネンコ氏とはベレゾフスキー氏の事務所で出会ったと話していた。

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