カリブ海で10人死亡、「居住不可能」の島も 巨大ハリケーン

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イルマの直撃を受けたバーブーダ島=7日

イルマの直撃を受けたバーブーダ島=7日

(CNN) カリブ海の島々を襲ったカテゴリー5の超巨大ハリケーン「イルマ」の影響で、これまでに少なくとも10人の死亡が確認された。7日午後にはハイチやドミニカ共和国を直撃。プエルトリコでは数十万世帯が停電し、5万世帯以上が断水に見舞われている。屋根が吹き飛ばされたり住宅が浸水するなどの被害も相次いだ。

イルマは6日、アンティグア・バーブーダのバーブーダ島や米領バージン諸島、セント・マーチン島などを直撃し、少なくとも10人が死亡した。

アンティグア・バーブーダのブラウン首相によると、バーブーダ島は建物の約95%が破壊され、ほとんど居住不可能な状態になった。被害規模は推定1億ドル(約108億円)。通信設備や携帯電話の基地局が破壊されて住民との連絡が取りにくくなり、島内の至る所にがれきが散乱している。大型コンテナや動物が吹き飛ばされたという目撃証言や、自宅が破壊されて風呂場に避難したと話す住民もいる。

アンティグア・バーブーダには9日にもカテゴリー3のハリケーン「ホセ」が接近する恐れがあり、政府はバーブーダ島からの自主避難を呼びかけた。

イルマは7日夕から8日にかけてバハマに到達する見通しで、バハマのほかキューバやドミニカ共和国、ハイチ、タークス・カイコス諸島にも警戒警報が出されている。

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