画家ダリの娘と認定せず、遺体発掘しDNA鑑定 スペイン

2017.09.07 Thu posted at 16:29 JST

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(CNN) スペインのシュールレアリスム(超現実主義)の画家、サルバドール・ダリの娘だとスペイン人女性が10年以上主張していた問題で、ダリ財団は6日、新たなDNA鑑定でこの言い分が否定されたと発表した。

声明によると、裁判所が命じたダリの遺体発掘による検査で娘と名乗るマリア・ピラル・アベル・マルティネスさん(61)は生物学的な父娘関係にないと確認されたと述べた。初めから自明の事実で今回の検査結果に驚きはないとも語った。

マルティネスさんの弁護士は鑑定報告書を読むまでコメントしないと述べた。

スペイン裁判所はマルティネスさんの求めに応じ、今年7月の遺体発掘を指示し、論議も招いていた。大きな石製のふたを開け、ダリの毛髪や歯からDNA検体を採集していた。

ダリは1989年、84歳で死去。生前には「偉大な天才には並みの子どもが生まれる。私はこの経験を味わいたくない」と婚外の子どもの存在を否定していた。

マルティネスさんはポルトリガットにあるダリの住宅の1つで母親が家事手伝いをしていた際、ダリと関係を持ち続けていたと主張。2007年にはダリの遺物から父親であるとの証拠入手も試みたが、明確な結果は生まれていなかった。首都マドリードの裁判所は他に頼ることが出来る遺物はなく、遺体発掘によるDNA鑑定しかないと判断していた。

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