米、対北朝鮮制裁を提案 石油禁輸や資産凍結盛り込む

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米国は石油の禁輸措置などを盛り込んだ制裁決議の採択を目指している

米国は石油の禁輸措置などを盛り込んだ制裁決議の採択を目指している

(CNN) 北朝鮮による6度目の核実験強行を受けて、米国は7日までに、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の資産凍結など新たな制裁を含む決議案を、国連安全保障理事会に提案した。国連外交官が明らかにした。

外交官によると、決議案には、北朝鮮への石油の全面禁輸、北朝鮮からの繊維類の全面禁輸、北朝鮮の労働者による外貨獲得の禁止、金委員長や朝鮮労働党幹部の資産凍結といった措置が盛り込まれている。

別の外交官は、米代表団がこの決議案を安保理の理事国に配布したと語った。

北朝鮮は3日、水爆と主張する核実験を実施した。これを受けて国連安保理は4日に緊急会合を開催。米国のヘイリー国連大使は、金委員長が「戦争を渇望している」と語り、一層の制裁強化を訴えていた。

ヘイリー大使は次週にも決議案について採決を行う意向を示していたが、北朝鮮の核問題への対応を巡って国際社会のコンセンサスは得られていない。

北朝鮮の最大の貿易相手国である中国は、双方に対して言動を自制するよう求めた。中国とロシアは、北朝鮮が核実験を中止するのと引き換えに、米韓が合同軍事練習を中止する案を支持しているが、ヘイリー大使は「屈辱的」と反発した。

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