シリア政権、火葬場作り大量処刑を隠ぺいか 米国務省

2017.05.16 Tue posted at 11:14 JST

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ワシントン(CNN) 米国のジョーンズ国務次官補代行(中東地域担当)は15日、シリアのアサド政権が首都ダマスカス郊外に火葬場を建設し、虐殺の証拠隠滅を図っていると非難した。

ジョーンズ氏は同日、新たに機密解除された空撮写真を公開した。2013~17年に撮影された写真で、サイドナヤ刑務所の隣に火葬場とみられる建物が建つ様子が写っている。火葬場についての証拠は地元の非政府組織(NGO)や情報機関、報道機関から収集したという。

同氏は、アサド政権がサイドナヤ刑務所での残虐行為を隠す目的で火葬場を設けたと主張。同刑務所では1日に50人もの反体制派市民らが殺害されている恐れがあると述べた。

サイドナヤ刑務所はダマスカスから車でわずか45分の場所にある。国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は今年2月、同刑務所に収容された反体制派市民ら数千人が、何も知らされないまま絞首刑になっていると報告していた。

ジョーンズ氏はさらに、そのアサド政権をロシアが「無条件に」支援しているようだと非難。同国はこうした残虐行為をやめさせるために影響力を行使するべきだと主張した。

火葬場が見つかったことを受け、米国が軍事行動に出るかどうかについては明言を避けた。

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