アフリカ人移民ら500人、スペイン飛び地領へなだれ込む

2017.02.18 Sat posted at 16:31 JST

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(CNN) スペインの警察当局筋は17日、アフリカ大陸北部にあるスペインの飛び地領セウタで同日未明、約500人のアフリカ人移民らが隣国モロッコ側から国境のフェンスを破ってなだれ込む騒ぎがあったと報告した。

国境周辺に約700人が集結し、このうち498人がスペイン領内へ入り込んだ。他の集団はモロッコ軍やスペイン当局者などに阻止されたという。

この混乱でスペインの警備要員11人が負傷し、3人が地元の病院へ搬送された。スペイン領に入り込んだ498人は仮設の移民センターで同国赤十字からの支援を受けている。赤十字によると18人が越境の際に負傷し、病院で手当てを受けた。

ソーシャルメディア上には路上を走りながら、スペイン領入りを喜ぶ移民らの姿をとらえたビデオ映像が流れた。素足や上半身が裸姿で「スペイン万歳!」を叫んだり、背中に欧州連合(EU)やスペインの国旗を垂らしている移民らの姿もあった。地面にキスする者もいた。

スペインはセウタの東方にも飛び地領メリリャを抱える。地中海沿岸にあるこの2カ所はジブラルタル海峡などを隔ててスペイン南部に近く、欧州入りを目指すサハラ砂漠以南の諸国出身の移民らの経由地に長年なっているという。

ロイター通信によると、セウタでは今年の1月1日、少なくとも800人のアフリカ人移民らが国境のフェンスを越える騒ぎも起きていた。大半はスペイン領への侵入を阻止されていた。この混乱でモロッコの治安要員数十人とスペインの警官5人が負傷していた。

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