シリア政府軍、アレッポ東部に進入 地上攻撃を開始

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空爆後のアレッポで子どもたちを抱きかかえる女性

空爆後のアレッポで子どもたちを抱きかかえる女性

(CNN) シリア北部アレッポをめぐる戦闘で、シリア政府軍は28日までに、反体制派が掌握していた同市東部に進入し、最大地区であるマサケン・ハナノの一部を奪還した。アレッポ東部奪還に向け以前から予告されていた地上攻撃を開始した形だ。

同地区での地上攻勢は政府軍による空爆の支援を受けて行われた。政府軍がアレッポ東部の主要地区を奪還したのは、反体制派が4年以上前にこの地域を奪取してから初めて。政府軍は27日、隣接するジャバル・バドル地区にも進入し、アレッポ東部を実質的に2つの地域に分断した。

政府軍やアサド大統領に忠誠を誓う武装組織は3週間にわたり攻撃を停止していたが、15日にアレッポ東部への攻勢を開始。空爆により同地の大部分を破壊していた。

国営シリア・アラブ通信(SANA)や民間人からの情報によると、政府軍などは26日、反体制派の防御線を突破し北東部から陸路で同地に入った。南部からも他の部隊が迫っている。

SANAによれば、政府軍は同地を「完全に掌握」したという。一方、在英の民間組織「シリア人権監視団」や現地の活動家グループは、政府軍などの支配下にあるのは一部地区だけだとしている。

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