オバマ大統領、ハノイで演説 南シナ海問題「平和的解決を」

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ベトナムの首都ハノイで演説するオバマ米大統領

ベトナムの首都ハノイで演説するオバマ米大統領

(CNN) ベトナムを訪問しているオバマ米大統領は24日、首都ハノイでの演説で南シナ海の領有権問題に言及し、「平和的な解決」を呼び掛けた。

オバマ大統領は「米国は南シナ海で領有権を主張する当事国ではないが、パートナー国とともに航行の自由などの大原則を支持する」と表明した。

同大統領は23日、ベトナムに対する長年の武器禁輸措置を完全に解除する方針を示していた。演説では「大国が小さな国をいじめてはいけない」「論争は平和的に解決するべきだ」と強調。名指しこそしなかったものの、南シナ海で攻撃的な動きを見せる中国を牽制(けんせい)した。

ベトナムの漁師らが今月、CNNに語ったところによると、中国は南シナ海でベトナム漁船への襲撃を繰り返しているとされる。

オバマ大統領はまた、米国内で賛否両論が上がっている環太平洋経済連携協定(TPP)にも言及。「私はTPPを強く支持する」「重要な戦略的利点がある」と力説し、「我々の経済繁栄のためにやり遂げなければならない」と述べた。

さらにベトナム当局への要請として、同国の憲法が保証する言論や宗教、結社の自由といった基本的人権を尊重するべきだと語った。

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