「大気汚染世界最悪」のインド首都、車両規制で改善目指す

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早朝のニューデリー

早朝のニューデリー

特に自家用車は急速に普及が進み、ニューデリーの登録車両は約900万台。1日当たり1400台のペースで増え続けている。一方でバスの利用者は急減していた。

この冬はPM2.5の濃度が日常的に危険値に到達し、裁判所が「ガス室の中で暮らしているようなもの」と形容するほどになった。最高裁は、ディーゼル燃料を使う大型のスポーツ用多目的車(SUV)の使用禁止や、市内に乗り入れる商用トラックへの増税に踏み切った。

しかし自家用車の使用規制に対しては住民の不満も噴出。政府は間もなく、政府高官の車やバイクのほか、女性が単独で外出する場合は例外とすることを決めた。

市内ではナンバープレート偽装のうわさが飛び交っているほか、15日以降も規制が延長された場合は2台目の車を買うという住民も多い。

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