フランス南部で豪雨、17人死亡 カンヌ中心部も濁流

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現地を視察するオランド大統領

現地を視察するオランド大統領

(CNN) フランス南東部コート・ダジュール地方が記録的な豪雨に見舞われ、老人ホームやトンネルへの浸水で多数の犠牲者が出ている。現地からの報道によると、4日までに17人の死亡が確認され、4人が行方不明になっている。

ニースやカンヌなど海辺のリゾート地で有名なアルプマリティム県では3日深夜、3時間で180ミリの雨量を観測した。

当局によると、この豪雨のためアンティーブ近郊の老人ホームで3人が死亡、カンヌの道路上で1人が死亡した。

AFP通信は、車を止めようとしていた5人が犠牲になったほか、水没したトンネルから車が出られなくなって3人が死亡したと伝えている。

内務省によると、被災地では現在も捜索活動が続けられているが、作業が難航している地域もあり、行方不明者の発見は絶望的な状況だという。

オランド大統領とカズヌーブ内相は4日に現地入りし、捜索救助活動を視察した。

地元当局は、道路や鉄道に大きな被害が出ているとして、利用者に移動を見合わせるよう呼びかけている。

ソーシャルメディアには、カンヌ中心部の道路が水没して濁流が流れる映像が投稿された。

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