エジプト、アルジャジーラ記者3人に禁錮刑 国際社会が非難

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しかし判事は、3人がジャーナリストではなかったと断定。当局の許可を得ないまま、エジプト政権に悪影響を及ぼす目的で虚偽の情報を含んだ映像を流したとの判断を下した。

アルジャジーラ側は判決を「非合理で非常識」と非難している。

判決を受けてファハミ、ムハンマド両氏は再び拘束されるが、さらに上訴することは可能とされる。

オーストラリアにいるグレスト氏はエジプトに国際手配された場合、同国との間で犯罪者の引き渡し条約を結ぶ国へ渡航できなくなり、国際ジャーナリストの職務を続けることが難しくなる。

グレスト氏は29日、ツイッターやCNNとのインタビューを通して「法廷ではなんの証拠も提示されなかった」「政治的動機による判決だ」と怒りをあらわにし、あらゆる手段を駆使して汚名を晴らすと表明した。オーストラリアのビショップ外相も、外交ルートからエジプト当局に働きかけていく意向を示した。

米国務省のカービー報道官は判決に「深い失望」を示し、「報道の自由は自由社会の基本であり、民主主義の発展に不可欠だ」と強調した。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルも、3人の罪状には根拠がなく、裏に政治的意図が働いているとして判決を非難した。

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