イランの核開発疑惑の施設で建設工事か、IAEAが懸念

イランの核開発査察、自国民が関与?

(CNN) 国際原子力機関(IAEA)は29日までに、イラン国内のパルチン軍事施設で建設工事が進む兆候が見られると懸念する新たな報告書を発表した。同軍事施設は、過去に核関連活動が秘密裏に行われたとの疑惑に包まれている。

同報告書は、建設工事は既存の建物を小規模に拡張するものとみられると指摘した。報告書の公表は、IAEAによるイランの核関連計画の通常の監視作業に伴う措置。イランの関連施設で車両移動、備品持ち込みや工事用資材の有無などを見極める衛星撮影は続けているとしている。

報告書は一方で、イランは欧米6カ国と結んだ核開発に関する最終合意などの条項を概ね順守しているとみられるとも述べた。

米情報機関の高官は今月、CNNの取材にパルチン軍事施設で建設用の重機などの機材が存在することを明かしていた。ただ、IAEAは核物質の隠ぺいを図る洗浄作業を見抜くことなどには習熟しており、核物質を結局は隠すことが出来ないとIAEAの技術への信頼感を示していた。

同軍事施設の査察の有無はイランとの核交渉でも対立点の1つだったが、IAEAが査察を行う調整が進められている。

米共和党内などではオバマ政権がイランと核問題で最終合意を結んだことに反発が強く、IAEA報告書が今回言及したパルチン軍事施設での建設工事の可能性を新たな攻撃材料にする可能性もある。

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