ブルンジで大統領3選への抗議デモ、隣国に難民2万人超

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ブルンジの人口は1040万人。人口構成はルワンダと同様フツ族が過半を占め、ツチ族は少数だ。1993年から2005年まで続いた民族対立による内戦の死者は30万人と推定され、内戦の終結に伴って就任したのがヌクルンジザ大統領だった。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの研究員によれば、今回の衝突は民族対立に起因するものではなく、大統領支持派、反対派ともフツ族だという。

民族分断の解消に向けた進展は見られるものの、同国では政治的対立が激化した過去もある。また、背後には常に民族的緊張が絡むと同研究員は解説する。

国際社会からも懸念の声が強まっており、在ブルンジ米大使館は4月26日、「反対派を暴力で抑圧したり、平和的に抗議する権利のある市民を脅したりすることは、民主化の推進を願う国家においては容認されない」とする談話を発表。国連や欧州連合も懸念を表明した。

短文投稿サイトのツイッターには、4日の衝突でデモ隊に負傷者が出たという投稿が掲載された。ヒューマン・ライツ・ウォッチの研究員は、この1週間あまりでデモ隊の数人が死亡し、300~400人が逮捕されたと話している。

大統領選は6月26日に投票が行われる。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]