サウジ王子の車列に襲撃、現金と外交文書奪われる パリ

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(CNN) フランスの警察当局は21日までに、パリ市内でサウジアラビア大使館の車列が武装集団に襲われ、現金約25万ユーロ(約3450万円)と外交文書が強奪される事件が起きたと報告した。持ち去られた外交文書の内容は不明だが、取り扱い注意を要する種類のものだったという。

地元警察の報道担当者によると、車列の中にはサウジの王子もいたが、襲撃犯は車列の1台の中にあったものを狙った形跡がみられるという。フランス通信(AFP)は襲撃犯は重武装し、確信犯の手口だったと伝えた。地元紙ルモンドは捜査当局者の情報として襲撃犯は5~8人と伝えた。

負傷者の有無は伝えられていない。

襲撃犯が使った車は後で焼かれた状態で発見され、ナンバープレートも取り外されていた。

地元紙パリジャン(電子版)によると、事件はパリのポルテ・ド・ラ・シャペル近くで発生、襲撃グループは自動小銃カラシニコフで武装。計12台の車列はパリ中心部のシャンゼリゼのホテルから北東部にあるル・ブルジェ空港へ向かっていた際、車2台に分乗した襲撃犯に止められていた。

襲撃犯は、車列の1台で3人が乗っていたミニバンを奪っていた。

パリのサウジ大使館はサウジ人が運転していたミニバン車は大使館の所有ではなく、借りたものと説明。運転手は外に追い出された後、車と荷物が盗まれたと述べた。

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