MERSウイルス、空気感染の可能性も 米科学誌

感染広がるMERSウイルス

(CNN) 中東呼吸器症候群(MERS)の原因となるコロナウイルスの一部が空気中から見つかったという調査結果が22日、米微生物学会誌mBioに掲載された。

世界保健機関(WHO)の最新統計によると、MERSは2012年に発見され、これまでに836人の症例が確認された。MERSに関連して少なくとも288人の死亡が報告されているという。

同ウイルスが感染する仕組みはまだはっきり分かっていない。サウジアラビアの医療研究所はラクダ牧場で3種類の空気試料を採集して調べた結果、MERSコロナウイルスの遺伝物質RNAを発見したと報告。この牧場では先にラクダの感染が確認され、牧場主がMERSで死亡していた。

空気試料に陽性反応が出たのと同じ日に、この牧場で飼育していたラクダ9頭のうち1頭からも、同ウイルスの陽性反応が出た。空気試料から見つかったウイルスは、感染したラクダと牧場主の鼻から見つかったウイルスと一致していた。

MERSコロナウイルスが空気感染する可能性について、米バンダービルト大学のマーク・デニソン教授(微生物学)は、「空気中にウイルスの粒子があるからといって、MERSが空気感染すると結論付けるのは時期尚早」と指摘する。

ただ、依然として空気感染の可能性も考慮しなければならないと述べ、さらに研究を進める必要があるとの見方を示した。

別の専門家も「(空気)感染の可能性があるかどうか、懸念すべきかどうかについて、まだ答えは出ていない」と話している。

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