米旅客機、飛行中にエンジン故障で遭難信号 空港に引き返す

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ワシントン・ダレス国際空港に駐機するユナイテッド航空機=2021年3月12日/Daniel Slim/AFP/Getty Images

ワシントン・ダレス国際空港に駐機するユナイテッド航空機=2021年3月12日/Daniel Slim/AFP/Getty Images

(CNN) 米ユナイテッド航空の国際便が米首都近郊のワシントン・ダレス国際空港を出発した直後にエンジン故障に見舞われ、同空港に引き返して緊急着陸した。ユナイテッド航空がCNNに明らかにした。

ユナイテッド航空によると、ドイツ・ミュンヘン行きのユナイテッド航空108便(ボーイング787型機)は7月25日、「機械系の問題」のためにダレス空港に引き返した。同機には乗客219人と乗員11人が搭乗していた。

管制塔の音声記録によると、108便は上昇を始めて高度5000フィート(約1500メートル)に近付いたところで、操縦士が管制塔に「エンジン故障、左エンジン。ユナイテッド108便非常事態を宣言。メーデー、メーデー、メーデー」と伝えた。

メーデーは航空機の緊急事態発生を知らせる遭難信号を意味する。

管制塔は、右に旋回して空港に引き返せる状態にあるかどうかを操縦士に尋ね、空港と同機の間にほかの航空機はいないと告げた。

航空機追跡サイト「フライトレーダー24」のデータによると、同機は現地時間の25日午後8時ごろ、ワシントン・ダレス国際空港を出発した後に旋回し、約30分後、同空港に無事着陸していた。

首都ワシントン国際空港公団(MWAA)によれば、同機は消防救急隊が確認後、けん引されてゲートへ向かった。他の便に影響は出なかった。

ユナイテッド航空によると、同機は無事ゲートに到着して乗客は通常通りに降機した。この便は欠航となり、乗客は同社が手配した別の便で目的地に向かったという。

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