親ロ派、住民投票を強行へ プーチン氏の呼びかけに応じず

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プーチン大統領、投票延期を呼びかけ

ウクライナ・ドネツク(CNN) ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の親ロシア派は8日、独立の是非を問う住民投票を予定通り11日に実施すると表明した。投票の延期を求めたプーチン大統領の呼び掛けには応じなかった。

ロシア国営ノーボスチ通信によると、東部ドネツク州の親ロシア派が創設を宣言した「ドネツク人民共和国」の代表は、「きょう採決を行った結果、5月11日に住民投票を行うことを全会一致で決めた」と発表した。

住民投票の延期を求めたプーチン大統領の7日の発言については「予想外」だったとしながらも、プーチン大統領を尊重すると語った。

欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表の広報は、「地域の住民投票は5月11日であれ、それ以降であれ、実施すべきではない」「そうした不当な住民投票に民主的な正当性はなく、事態のエスカレートを招くだけだ」と強調した。

一方、ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は同日、交渉を望む相手とは対話する用意があるとの声明を発表。ただし「手を血に染めた武装犯罪集団」との対話には応じないとした。

ウクライナ軍が東部で展開している武装勢力の制圧作戦を巡ってロシアに非難されたことに対しては、「ウクライナ当局が東部で報復作戦を実施した事実はない」と反論した。

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