中国の新指導部、恐れるべきは気候変動? 政変の引き金にも

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「アラブの春」は気候変動の影響で小麦価格が高騰したことで発生したとの見方も

「アラブの春」は気候変動の影響で小麦価格が高騰したことで発生したとの見方も

このリポートの序文でプリンストン大学のアンマリー・スローター教授は、気候変動が直接アラブの春を引き起こした訳ではないとはっきり述べている。それは、あまりに単純すぎる。しかし、リポートには、気候変動が社会変革の引き金となる緊張状態を生み出すという証拠が十分に示されている。

リポートが掲げる事実をいくつか見てみよう。

2010年には天候要因により、小麦の生産が、ロシアで33%、ウクライナでは19%減少した。また、別々の異常気象で、カナダで14%、オーストラリアでは9%、小麦の生産が減少した。これらの結果、小麦価格は7カ月の間に2倍になった。

注目すべきは、世界の小麦輸入国の内、上位9カ国は全て中東諸国だという事実だ。そして2011年には、その内7カ国で、一般市民の死者まで出した反政府活動が展開された。世界の市場が一体化しているため、今日では、ごく一部の地域での異常気象が、世界中に影響を与えるようになっている。

アラブの春と気候変動との間には直接の因果関係はないものの、関連性があったことは明らかにされている。

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