中国、領有権争いの南シナ海諸島へ観光クルーズ

香港(CNN) 中国当局がベトナムなどと領有権を争っている南シナ海の諸島で観光クルーズに乗り出す計画を明らかにした。関係国の反発を招くのは必至だ。

観光の中心となるウッディー島(中国名・永興島)は中国海南島から約300キロ南東に位置する島で、軍関係者を含め約1000人が居住する。中国は2012年6月、永興島のある西沙諸島(パラセル諸島)や南沙諸島(スプラトリー諸島)、中沙諸島を海南省に新設した三沙市に指定した。

同諸島に対しては中国のほか、ベトナム、マレーシア、フィリピン、ブルネイ、台湾が領有権を主張。中国による観光クルーズの発表には、領有権についての主張を強める狙いがあるとみられる。

海南省の副省長は先週末、海南島のボアオで開かれた国際会議で記者会見し、観光クルーズについて説明。副省長によれば、観光客は島を見物するだけで、滞在は認められないという。飲食や宿泊は船上で提供される。観光クルーズは5月1日までに開始したい意向で、観光ルートや観光スポット、係留地などは確定済みだとしている。

三沙市では大型供給船の拠点や淡水の供給施設、下水やごみ処理施設などの建設も進んでおり、埠頭は第1期の工事を終えて試験運用を開始。国営新華社通信は、「三沙市の基幹インフラを含め、フルスピードで開発に着手している」という副省長の発言を伝えた。

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