国連、核実験で新たな制裁決議採択へ 北朝鮮は軍事演習開始

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北朝鮮軍によるパレード=2012年4月15日、北朝鮮・平壌

北朝鮮軍によるパレード=2012年4月15日、北朝鮮・平壌

英シンクタンクの国際戦略研究所の核非拡散・軍縮問題の専門家は、追加制裁は北朝鮮の最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が核実験に踏み切ったつけと指摘。その上で、追加制裁が実質的な成果を挙げるかどうかは中国による決議への対応次第とし、今後の北朝鮮への穀物輸出量の大小などに注目した。

国連安保理は、北朝鮮の過去の核実験や人工衛星搭載と主張する事実上の長距離ミサイル発射を受け制裁決議を打ち出してきたが、新たな核実験や核開発の継続を阻止する効果は得ていなかった。中国は北朝鮮を米国の同盟国である韓国との間の緩衝地帯として位置付ける戦略の保持を図っているとの見方もある。

国連安保理による追加制裁の動きを踏まえ、北朝鮮による挑発的な言動も最近強まっていた。5日には朝鮮戦争に伴う1953年調印の休戦協定の効力無効と米韓両国への攻撃も威嚇。米韓が実施する合同軍事演習への反発も織り込んでいた。

これを受け韓国政府は6日、北朝鮮軍が韓国国民の生命と安全を脅かすなら強力かつ断固として報復するとの強い調子の声明を発表している。

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