ミャンマー大統領、受刑者452人釈放 オバマ氏アジア訪問前に

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(CNN) ミャンマーの国営紙「ミャンマーの新しい灯」は15日、テインセイン大統領が同日、服役中の外国人を含む受刑者計452人に恩赦を与えたと報じた。数日後に米国のオバマ大統領が現職の米大統領として初のミャンマー訪問を実施する前の釈放となっている。

同紙によると、外国人の受刑者は恩赦が与えられた後、出国する予定。

恩赦の付与は人道的見地から憲法や刑法に則って実施され、受刑者を建国の努力で役割を果たす市民に変えさせるためであると強調。国家の同情と善意を反映し、近隣国との友好関係を維持させるためのものでもあると伝えた。

軍政後の文民政府を引き継いだテインセイン大統領は過去1年、改革政策の一環として数百人の政治犯を釈放している。これを好感した欧米諸国はミャンマーに対する経済制裁の緩和で応えていた。

オバマ大統領は11月17日から4日間にわたって東南アジア諸国を歴訪する。ホワイトハウスのサマンサ・パワー大統領顧問はミャンマー訪問について、進歩の兆しが見られる同国政府の努力を認め、さらなる改革を促すのが目的と指摘。

ミャンマーでのテインセイン大統領との首脳会談では、政治犯や政治改革、法の統治、平和、和解などの問題が取り上げられるとしている。オバマ氏はまた、ノーベル平和賞受賞者で野党指導者のアウンサンスーチー氏とも会談予定。

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